「なんでTシャツ展をやっているの」ってよく聞かれます

毎年のことですがよく聞かれます。確かによくわからないかもしれません。聞かれるたびに口で説明をしていますが、うまく説明できるときとそうでないときがあります。そんなわけで、こういう話は文章にしといたほうがよいだろうと思いました。

はじめる理由については、Season1のときに作った企画書の内容を「そもそものきっかけ」という形で公開しています。

でもあれから少し時間がたって、言葉が風にころがって熟成したような気がしています。どちらが正しいということではなく、リマスター的な気持ちで「どうして?」にお答えする文章を書いてみました。(Instagram @kazeni_korogaru に以前掲載した文章を改定しています)


2019年のSeason1から、色々ありながらも切れ目なく続けて来ることができました。おかげさまで、新たに参加していただける方、続けて参加していただける方、展示を支えてくれる仲間に恵まれやって来れました。

唐突ですがTシャツ展実行委員会の代表の @ktkurihara は釣り人です。子供の頃から釣り竿を持って大洗の海を歩いていました。でも大人になると、仕事は忙しくなり、生活には簡易さを求めるようになり、いつのまにか目の前の海がどんどん日常から遠くなっていることに気づきました。

このままだと地元の水辺の豊かさに気づくことも、それを伝えることも難しくなってしまうのでは……。そんな不安から「日常の中で海に触れる機会を作りたい」と考えました。

でもどうしたらいいのか、最初は皆目見当がつきませんでした。

街に目を向けると、自分のアイディアを表現したりシェアしたりする場が不足していると感じていました。それで「日常の中でも創意工夫を楽しみながら過ごせるサードプレイスとなるような場を作りたい」と考えていました。

眼の前にある大洗の渚がそんな場所になったらいいなー。でもどうしたらいいだろう。
やっぱりよくわかりませんでした。

そんな折に、砂浜美術館の「私たちの町には美術館がありません。美しい砂浜が美術館です」という考え方、そして「Tシャツアート展」に出会いました。

砂浜美術館 - SEASIDE GALLERY
館長メッセージ - 砂浜美術館 砂浜美術館の作品 多様な砂浜美術館の作品をご紹介します。 砂浜美術館の体験ツアー 砂浜美術館の作品をツアーでど

砂浜を美術館と「見立てる」ことで、これまで当たり前だった風景の豊かさが次々に立ち現れてくる。そしてそのなりゆくいきほひを創意工夫で楽しんでいく。そういうものとして、自分たちなりのTシャツ展をやってみたら、なにか変わるんじゃないだろうか。そう思ったのがSeason1のきっかけでした。

Tシャツ展も7回目を数えますが、面白い場や海へ行く機会が増えたのか、未だによくわかりません。ですが息長く続けていけば、そのうち新しい風景が見えるのではないかと思います。